後遺障害等級14級第9号について

2017年2月27日

後遺障害等級14級第9号についてご説明します。

1 14級9号

後遺障害等級表(自賠責法施行令2条別表2)14級9号は、「局部に神経症状を残すもの」とされています。
そして、「局部に神経症状を残すもの」とは、

・労働には通常差し支えないが、医学的に証明しうる神経系統又は精神の障害に係る所見があると認められるもの
・医学的に証明しうる精神神経学的症状が明らかではないが、頭痛、めまい、疲労感などの自覚症状が単なる故意の誇張ではないと医学的に推認されるもの

でなければなりません。

具体的には、CTやMRI画像による所見もなく、神経学的検査の結果が一応異常な所見が認められ、または、受傷時の状況や治療経過から一貫して症状が認められる場合に、14級9号になることがあります。

そして、CTやMRI画像による所見もなく、神経学的検査でも異常が認められない場合には、後遺障害等級非該当になってしまいます。

2 12級13号

その他、局部の神経症状に関する重度の後遺障害として、12級13号に「局部に頑固な神経症状を残すもの」があります。

「局部に頑固な神経症状を残すもの」とは、神経系統の障害が神経学的所見や画像所見などの他覚所見により医学的に証明できるものがこれに該当します。

ここで、この場合の他覚所見とは、XP・MRI等の画像所見、針筋電図検査で立証された神経原麻痺のことをいいます。
そして、12級13号に該当するには、自覚症状に一致する外傷性の画像所見と神経学的所見の両方が一致する必要があります。

3 まとめ

以上のとおり、12級13号と14級9号の後遺障害等級の違いは、神経系統の障害が医学的に証明できること、すなわち、他覚所見があるかどうかということになります。

そのため、等級申請で後遺障害等級14級9号に認定された場合でも、画像所見や神経学的検査所見の結果、神経症状が医学的に証明できるものであれば、12級13号に認定される可能性があります。

その場合には、後遺障害等級認定に対して異議申立てを行い、12級13号に該当することを主張・立証する必要があります。

そして、異議申立てを行っても12級13号の認定を受けられなかった場合には、最終的に裁判で12級13号を認定してもらうことになります。

後遺障害等級認定に関して、専門的知識と検査による立証が非常に重要になりますので、交通事故専門の弁護士に相談をすることをお勧めいたします。まずは当事務所にご相談ください。

福岡交通事故弁護士に無料相談はこちら!

まずはしっかりとお話を聞きます!

お気軽にお問い合わせください

092-717-2055

受付時間 平日9:00~17:00